海外紹介キャンペーン
【事例集】海外のお友達紹介キャンペーン成功事例20選
2020-10-20
皆さんこんにちは。
皆様こんにちは、マーケティングデザイン紹介キャンペーン担当の田邊です。
本日のブログは「海外のお友達紹介キャンペーン成功事例特集」というお題で書いていきたいと思います。
海外紹介キャンペーン特有のユニークな内容になっていますので、皆さま是非最後までお付き合いください。
皆さんが当記事より何か新しい集客メソッドのヒントを持って帰っていただけると幸いです。
お友達紹介キャンペーン成功事例1:Love With Food
Love With Foodはアメリカで毎月健康的なスナック(お菓子)ボックスを郵送するというお菓子版サブスクリプションです。
日本ではなかなか見ないサービスですね。ちなみに売り上げの一部は貧しい子供達への募金されます。
そんなLove With Foodの紹介キャンペーンは「紹介者は1000円分のポイント、紹介された人は最初のボックスが半額」です。
スナックボックスは毎月約800-1000円なので、紹介者は実質1ヶ月分無料という計算になります。
紹介方法は各ユーザーが紹介用のリンクを紹介したい人に送るだけです。紹介者同士の紐付けなどは専用システムが自動で行ってくれる仕組みになっていると考えられます。
▲出典:LOVE With Food
お友達紹介キャンペーン成功事例2:Gilt
Giltは高級感のある服を得意とする、アパレルブランドの1つです。男性、女性、子供等年代を問わず幅広いファッションの選択肢を提供しています。
そんなGiltの紹介キャンペーンは「紹介者と紹介された人双方に2500円相当のギフトカードを贈呈」です。
紹介方法はいくつかの選択肢があり、①リンクを送る ②シェアしてボタンを押して、好きなSNSで自動送信 ③QRコードを共有があります。ユーザーの利便性を高める工夫が隅々までされています。
Giltも専用システムで顧客同士の紐付けをしていることは容易に予想できます。
紹介方法の選択肢の1つである「シェアボタン」ですが、大変便利です。
私も実際に他のサイトで使ったことがありますが、特定のユーザーを選択して「送信ボタン」を押すだけで完了。
あとは紹介した人がアクションを起こし、特典は自動で追加されます。
ここでのポイントは「ユーザーのページ移動が無い」という点です。
小さなことかもしれませんが自身の経験から考えても、一度ページを離脱してしまうと、また戻ってくるのを面倒に感じる時がよくあります。
また紹介リンクをコピーして、別のSNSを開き、ユーザーを探し、リンクをペーストして送信する。この一連の動作は5工程もかかってしまっています。
一方で、「ボタン1つで送信」という機能があれば、ユーザーに必要なアクションは紹介人の検索と送信ボタンのクリックの2工程のみです。この時点で3工程の差が生まれてしまっているわけです。
シェアボタンがあるだけで工数が削減される上に、特典までもらえるとなれば、紹介をするユーザーの母数はどんどん増えるのでしょう。
話が少し逸れてしまいましたが、紹介キャンペーンを活性化させるには「ユーザーがアクションを起こしやすくする細かな仕掛け」が必要です。
▲出典:Gilt
お友達紹介キャンペーン成功事例3:ThredUp
ThredUpはアメリカの女性向けアパレルECの1つです。
そんなThredUpが行っている紹介キャンペーンは「紹介者と紹介された人双方が1000円引きクーポン」です。
皆様もお気づきかもしれませんが、ECサイトの紹介特典は割引クーポン系が圧倒的に多いです。
こちらの紹介方法ですが、上記のGiltの際に触れたのと同様「シェアボタン」を導入しています。
メールでリンクを送る場合は、アドレスを入れて送信ボタンを押すだけで完了です。その他各種SNSも対応しています。
もはやこの「シェアボタン」というのはデジタルな紹介キャンペーンには必須です。
ユーザーの利便性をを第一に考えた結果でしょう。
▲出典:ThredUp
お友達紹介キャンペーン成功事例4:Julep
上記で定額ボックスをよく見かけると書きましたが、次にご紹介するJulepもその中の1つです。
Julepは化粧品を毎月定額でランダムに送付するサービスを展開しています。
当社の紹介キャンペーンは「紹介者に1500円分のクーポン贈呈」です。
こちらも「シェアボタン」機能を使うことで簡単に紹介ができる仕組みを導入しています。
▲出典:Julep
お友達紹介キャンペーン成功事例5:HARRY’S
HARRY’Sは世界的に有名な男性用髭剃りなどを展開するブランドです。
私もよくアメリカのスーパー等で見かけますが、スタイリッシュな外見が印象的です。
そんなHARRY’Sの友達紹介キャンペーンは他とは少し違い「5人の紹介でシェーブクリーム、10人の紹介で替刃、25人で髭剃りセット、50人で一年分の剃刀を贈呈」です。
髭剃りはほとんどの男性の必需品なので、他とは違い5人の紹介はそれほど難しく無いのかもしれませんね。
SALESCAMPによるとこの紹介キャンペーンで実際に100,000件のリードを生み出したと記録されていますので、この紹介キャンペーンは大きな成功を納めていると言えるでしょう。
紹介方法はリンクをSNSで共有する方法をとっています。これも裏で紹介者同士の紐付けを自動で行っていると予想できます。
▲出典:HARRY’S
お友達紹介キャンペーン成功事例6:Tesla(テスラ)
今回アメリカの紹介キャンペーンを調査していたところ、様々さまとめ記事でアメリカの超大手自動車メーカーテスラの紹介キャンペーンがすごくユニークだと紹介されていました。私も内容に目を通したところ、今まで見てきたお友達紹介キャンペーンと全く異なる「紹介を通してのみ手に入れられる特典」というアプローチで実施していたので、この記事の最後に番外編として、ご紹介しようと思います。
大きく業界を跨いでしまいますが、何かのヒントになるかもしれません。
テスラといえば最近何かとニュースで取り上げられているイーロンマスクさんがCEOを務めるアメリカの自動車メーカーです。
イーロンマスクさんといえば最近では、民間ロケットを打ち上げたことでも大きな話題になりましたね。
そんな自動車メーカーのテスラが実施している友達紹介キャンペーンは紹介回数に応じて、選べる特典が変わります。
- 「限定バッテリー」などの限定品を贈呈
- 各地域ごとに、個人で20人以上紹介したテスラオーナーには人気車種のModel X かModel Sを贈呈
- その他の紹介特典ではテスラ限定パーティーの招待券や一般には発売されていない特別モデルの商品の購入券を贈呈
- フロリダでSpaceXのロケット打ち上げ見学
- テスラの車でレース体験
内容は順次更新されるそうで、上記はほんの一例ですが、アメリカの高級自動車メーカーだけにキャンペーンの内容も壮大です。
そしてここで私が強調したいのは、
「お金で買えないものを特典として贈呈する」という点です。
真のテスラ好きのオーナーはこの紹介キャンペーンの特典自体に高い価値を感じ、自然と紹介が広がっていく。
この導線を度重なる検証を経て、確立したのでしょう。
特にSpaceXのロケット打ち上げ見学はトランプ大統領もフロリダまで足を運ぶほどの、歴史上の一大イベント。
凄い特典です。
このような考え方はとても参考になるのではないでしょうか?
▲出典:https://www.tesla.com/support/referral-program
米国の紹介キャンンペーンまとめ:https://www.growth-hackers.net/referral-marketing-examples/
お友達紹介キャンペーン成功事例7:MYPROTEIN
フィットネス関係者の方であれば一度は耳にしたことがあるであろうMYPROTEIN。
日本市場のみならず、世界的ブランドとしてシェアを拡大し続けている同社も、リファラルマーケティングを積極的に活用しています。
「Refer a friend」というキャンペーンで、「紹介者には$15割引、紹介相手の初回オーダーから45%オフ」という破格のキャンペーンを展開中です。
MYPROTEINはお客様が簡単にSNS紹介できる仕組みや、紹介方法を解説している動画まで準備されており、リファラルマーケティングにかなり注力されていることが見てとれます。
▲出典:https://us.myprotein.com/myreferrals.list
お友達紹介キャンペーン成功事例8:Sam’s Club
Sam’s Clubとはアメリカの大手会員制スーパー(コストコの競合)です。
コストコのように会員になり、格安で買い物ができるスーパーです。
私もSam’s Clubで何度か買い物しましたが、かなりお得感があったのを覚えています。
そんなSam’s Clubの紹介キャンペーンは「紹介者に$10、紹介された人には$20のリワード」です。
サイトを確認すると、メールアドレスを入力し自動で紹介用専用リンクが発行される仕組みになっています。
私の推測ですが、メールアドレスを軸に紹介コードを発行し、紹介者同士の紐付けに役立てているのではないでしょうか。
簡単に紹介ができる、画期的な仕組みです。
何度も解説していますが、「お客様が簡単に紹介できる仕組みの構築」が第一です。
▲出典:https://www.samsclub.com/sams/account/referal/generateReferralURL.jsp?mobiledetect=false
お友達紹介キャンペーン成功事例9:Dropbox
クラウドデータ管理ツールとして世界中で活用されているDropboxもリファラルプログラムを導入しています。
Basicプランの紹介で500MB、Plus、Professionalプランで1GBプレゼントというキャンペーンです。
シンプルですがSaas系ビジネスのリファラルマーケティングも参考になるかと思います。
紹介方法はマイページにある紹介リンクをメール共有する簡単な仕組みのようです。
▲出典:https://help.dropbox.com/accounts-billing/space-storage/earn-space-referring-friends?fallback=true
お友達紹介キャンペーン成功事例10:Trello
Trelloは有名なタスク管理ツールです。
そんなTrelloも「お友達にリンクを共有」という非常にシンプルなリファラルプログラムを展開しています。
紹介特典としてプレミアプランを1ヶ月使用できるそうです。
Saas系ツールのリファラルプログラムでは「プレミアプランを特典として提供し、そのまま継続を狙う特典構造」も珍しくありません。
参考になる手法かと思います。
▲出典:https://trello.com/recommend
お友達紹介キャンペーン成功事例11:COSTCO
皆さんもご存知のCOSTCOも紹介キャンペーンを実施しています。
Executive Membershipは$50クーポン、Cold Star Membershipでは$25クーポンをプレゼントというキャンペーンです。その他フリー商品のプレゼントもあるそうです。
コストコのお友達紹介はデジタルではなく、お友達を店舗カウンターに連れていきお友達紹介の趣旨を伝えるという仕組みです。
この点は「入会→即買い物」という導線を意識しての仕組みかと思われます。
▲出典:https://www.costco.ca/refer-a-friend.html?langId=-24
お友達紹介キャンペーン成功事例12:T-Mobile
T-Mobileはアメリカの大手携帯キャリアです。
日本でいうところのauやSoftbankのようなイメージです。
そんなT-Mobileはお友達紹介に非常に力を入れており、1人紹介すると「$50 Virtual Express Prepaid MasterCard card(約5,000円分のギフト券)」をプレゼントというキャンペーンです。
携帯キャリアはどこもお友達紹介からの新規顧客獲得に力を入れていますので、是非参考にしたい業界です。
▲出典:https://referrals.t-mobile.com/
お友達紹介キャンペーン成功事例13:Walmart Grocery
Walmartといえば、米国を代表する小売チェーンです。
圧倒的低価格で日用品を販売する同社には、私も学生時代は毎週のようにお世話になっていました。
そんWalmartは日用品宅配サービスを展開しており、こちらのマーケティング戦略の1つとしてリファラルマーケティングを活用しています。
キャンペーン内容としては紹介者・紹介された人共に$10割引適応とのことです。
名前とメールを入力するだけで紹介ができるというシンプルな仕組みもポイントです。
▲出典:https://refer.walmart.com/
お友達紹介キャンペーン成功事例14:iHerb
iHerbは世界的に有名なECサイトです。海外の健康食品や日用品等を日本からでも簡単に購入することができ、非常に便利なサイトです。
iHerbといえばRewards programが有名で、様々なキャンペーンを行っています。
その中でもお友達紹介では、「$5ずつ割引」が適応されるキャンペーンも実施されています。
またiHerbはアカウント登録者に割引コードを発行しているので、知り合いがそのコードを購入時に入力すると割引が受けられるキャンペーンも行っています。
様々な確度から「お客様発信」を支援する仕組みは参考になるかと思います。
▲出典:https://secure.iherb.com/rewards/info/rewards-program
お友達紹介キャンペーン成功事例15:Canva
Canvaは簡単にSNS用画像、Youtubeサムネ、ポスター等すべてのクリエイティブを簡単に作成することができるツールです。
使い方や紹介に関しては以下の記事でもご紹介しておりますので、よろしければどうぞ。
そんなCanvaのお友達紹介制度は「お友達が登録しデザインを作成すると有料の写真、アイコン、イラストの中から1点選ぶことができる」という内容です。
紹介方法も専用URLを送信するだけのシンプルな方法になっています。
▲出典:https://www.canva.com/help/article/canva-credits
お友達紹介キャンペーン成功事例16:Paypal
Paypalは大手決済サービスです。
こちらもリファラルプログラムを大規模に展開しています。
キャンペーンとしては「紹介者と紹介された人に$10キャッシュバック」です。
リンクをコピーしたり、SNS等で数クリックで簡単に紹介できる仕組みです。
決済系のサービスは上手く仕組み化さらたお友達紹介を、テクノロジーの力と掛け合わせて展開している事例が多いので、目が離せません。
▲出典:https://www.paypal.com/hk/webapps/mpp/invite
お友達紹介キャンペーン成功事例17:Airtable
Airtableは大型資金調達を繰り返す今注目のデータベースです。
Excelをさらに使いやすく、データ連携しやすくしたものだと私は捉えています。
そんなAirtableもお友達紹介制度を積極活用し、新規顧客を獲得しています。
キャンペーンとしては「紹介された人が登録しメール認証が完了した時点で$10分のクレジットを付与」という内容です。メール認証が完了した時点で紹介成立としているので、比較的取り組みやすいキャンペーンです。
お友達紹介キャンペーン成功事例18:Trifecta
Trifectaはいま人気の電子レンジでチンするだけですぐに食べれる食事、「Prepared Meal」を提供する会社です。
Trifectaは海外で有名なブランドの1つであり、リファラルマーケティングを駆使してサブスクリプション会員数を増やしています。
キャンペーンとしては「紹介が成立すると$25のクレジットが付与される」というしんぷるな内容で、アカウント内から自身の紹介リンクを友人に共有し、紹介を起こすという仕組みです。
リファラルマーケティングは特にサブスクリプション型ビジネスとの相性がいいです。
▲出典:https://www.trifectanutrition.com/
お友達紹介キャンペーン成功事例19:Lyft
Lyftは海外ではUberの競合として展開されている配車サービスです。
スマホから簡単に廃車できる便利なサービスは海外ではどんどん拡大しています。
そんなLyftのお友達紹介制度は、紹介すると「$5 free」のチケットが付与されます。
最近ではLyftのような会員アプリ集客にお友達紹介を活用する事例が増えており、日本ではHelloCycleなどもお友達紹介をアプリ内から展開しているので、今後のアプリ会員増加戦略において、お友達紹介はますます重要視されるでしょう。
▲出典:https://help.lyft.com/hc/e/articles/115012928307-Refer-new-riders-to-receive-free-rides
お友達紹介キャンペーン成功事例20:Chase
Chaseは米国を初めとする世界に展開する銀行大手です。
詳しい特典内容などは確認できませんが、金融機関のお友達紹介の事例として取り上げます。
▲出典:https://www.chase.com/referafriend/catch-all
最後に
世界の友達を紹介キャンペーンは様々なバリエーションがあり、どれをとっても面白いものばかりです。
特に今回はEC関連企業を中心に集めたので、紹介方法は完全デジタルを徹底している企業ばかりでした。
コードの発行、紹介者と紹介された人との紐付けなどを始めとする全ての工程が簡単に、そして全てデジタルに実装されているのが紹介キャンペーンのトレンドであり、今後は「当たり前」になってくると予想します。
どんどん先に進む世界のお友達紹介キャンペーンキャンペーンですが、私も紹介キャンペーンスペシャリストとして、常日頃から情報収集を続けています。2021年4月に公開された、下記の記事では「日本での紹介キャンペーンの効果〜実際の始め方」までまとめております。
是非ご一読ください。
株式会社マーケティングデザインでも自社開発の紹介キャンペーン専用システム「クチコプレミアム」を既に120を超えるフィットネスクラブ、塾、ECサイト運営企業様などに導入いただいております。
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