紹介キャンペーン
2020-10-20
海外の紹介キャンペーン成功事例特集 〜ECサイト編〜
皆さんこんにちは。
株式会社マーケティングデザイン、インターン生の田邊です。
今年も残り3ヶ月を切りましたね、3年半のアメリカ生活も終了の時が刻々と近づいてきています。
本日はのブログは「海外の紹介キャンペーン成功事例特集」というお題で書いていきたいと思います。
以前の記事では「アメリカの紹介キャンペーン特集〜フィットネスクラブ編〜」ということで記事を書きましたが、今回は続編ということでECサイトに目を向けていこうと思います。
ECサイト特有の紹介キャンペーンなどてんこ盛りの内容になっていますので、皆さま是非最後までお付き合いください。
皆さんが当記事より何か新しい集客メソッドのヒントを持って帰っていただけると幸いです。
目次
- お菓子ボックスを毎月送付「Love With Food」の紹介キャンペーン
- 大人な衣類を提供「Gilt」の友達紹介キャンペーンはシェアボタンを押すだけ超簡単
- アパレルEC「ThredUp」が実施する、簡単紹介キャンペーン
- 化粧品の定額ボックス「Julep」の紹介キャンペーンはクーポン贈呈
- 紹介キャンペーンの成功事例に代表される「HARRY’S」が行うキャンペーン
- 最後に
お菓子ボックスを毎月送付「Love With Food」の紹介キャンペーン
Love With Foodはアメリカで毎月健康的なスナック(お菓子)ボックスを郵送するというお菓子版サブスクリプションです。
日本ではなかなか見ないサービスですね。ちなみに売り上げの一部は貧しい子供達への募金されます。
そんなLove With Foodの紹介キャンペーンは「紹介者は1000円分のポイント、紹介された人は最初のボックスが半額」です。
スナックボックスは毎月約800-1000円なので、紹介者は実質1ヶ月分無料という計算になります。
紹介方法は各ユーザーが紹介用のリンクを紹介したい人に送るだけです。紹介者同士の紐付けなどは専用システムが自動で行ってくれる仕組みになっていると考えられます。
余談ですが、最近よく注目されているのが、商品をランダムに毎月定額でユーザーに送る「ボックス」という仕組みです。
アパレルブランドではアメリカのLIVT.の毎月6000円で10000円相当の商品が入った「カプセル」などがあります。
特定のブランドを好きな人からすれば毎月お得、ブランド側からしても、毎月一定の収益を見込めるのでビジネスの安定にもつながるというような側面があるのでしょう。
毎月のワクワク感、開ける時の楽しみなどを含め、すごく興味深い仕組みです。
▲出典:LOVE With Food
大人な衣類を提供「Gilt」の友達紹介キャンペーンはシェアボタンを押すだけ超簡単
Giltは高級感のある服を得意とする、アパレルブランドの1つです。男性、女性、子供等年代を問わず幅広いファッションの選択肢を提供しています。
そんなGiltの紹介キャンペーンは「紹介者と紹介された人双方に2500円相当のギフトカードを贈呈」です。
紹介方法はいくつかの選択肢があり、①リンクを送る ②シェアしてボタンを押して、好きなSNSで自動送信 ③QRコードを共有があります。ユーザーの利便性を高める工夫が隅々までされています。
Giltも専用システムで顧客同士の紐付けをしていることは容易に予想できます。
紹介方法の選択肢の1つである「シェアボタン」ですが、大変便利です。
私も実際に他のサイトで使ったことがありますが、特定のユーザーを選択して「送信ボタン」を押すだけで完了。
あとは紹介した人がアクションを起こし、特典は自動で追加されます。
ここでのポイントは「ユーザーのページ移動が無い」という点です。
小さなことかもしれませんが自身の経験から考えても、一度ページを離脱してしまうと、また戻ってくるのを面倒に感じる時がよくあります。
また紹介リンクをコピーして、別のSNSを開き、ユーザーを探し、リンクをペーストして送信する。この一連の動作は5工程もかかってしまっています。
一方で、「ボタン1つで送信」という機能があれば、ユーザーに必要なアクションは紹介人の検索と送信ボタンのクリックの2工程のみです。この時点で3工程の差が生まれてしまっているわけです。
シェアボタンがあるだけで工数が削減される上に、特典までもらえるとなれば、紹介をするユーザーの母数はどんどん増えるのでしょう。
話が少し逸れてしまいましたが、紹介キャンペーンを活性化させるには「ユーザーがアクションを起こしやすくする細かな仕掛け」が必要です。
▲出典:Gilt
アパレルEC「ThredUp」が実施する、簡単紹介キャンペーン
ThredUpはアメリカの女性向けアパレルECの1つです。Websiteを開くと、女性らしい華やかなトップページで迎えてくれます。
そんなThredUpが行っている紹介キャンペーンは「紹介者と紹介された人双方が1000円引きクーポン」です。
皆様もお気づきかもしれませんが、ECサイトの紹介特典は割引クーポン系が圧倒的に多いです。
こちらの紹介方法ですが、上記のGiltの際に触れたのと同様「シェアボタン」を導入しています。
メールでリンクを送る場合は、アドレスを入れて送信ボタンを押すだけで完了です。その他各種SNSも対応しています。
もはやこの「シェアボタン」というのはデジタルな紹介キャンペーンには必須のような気がします。
ユーザーの利便性をを第一に考えた結果でしょう。
▲出典:ThredUp
化粧品の定額ボックス「Julep」の紹介キャンペーンはクーポン贈呈
上記で定額ボックスをよく見かけると書きましたが、次にご紹介するJulepもその中の1つです。
Julepは化粧品を毎月定額でランダムに送付するサービスを展開しています。
当社の紹介キャンペーンは「紹介者に1500円分のクーポン贈呈」です。
こちらも「シェアボタン」機能を使うことで簡単に紹介ができる仕組みを導入しています。
▲出典:Julep
紹介キャンペーンの成功事例に代表される「HARRY’S」が行うキャンペーン
HARRY’Sは世界的に有名な男性用髭剃りなどを展開するブランドです。
私もよくアメリカのスーパー等で見かけますが、スタイリッシュな外見が印象的です。
そんなHARRY’Sの紹介キャンペーンは他とは少し違い「5人の紹介でシェーブクリーム、10人の紹介で替刃、25人で髭剃りセット、50人で一年分の剃刀を贈呈」です。
髭剃りはほとんどの男性の必需品なので、他とは違い5人の紹介はそれほど難しく無いのかもしれませんね。
SALESCAMPによるとこの紹介キャンペーンで実際に100,000件のリードを生み出したと記録されていますので、この紹介キャンペーンは大きな成功を納めていると言えるでしょう。
紹介方法はリンクをSNSで共有する方法をとっています。これも裏で紹介者同士の紐付けを自動で行っていると予想できます。
最後に
世界の紹介キャンペーンは様々なバリエーションがあり、どれをとっても面白いものばかりです。
特に今回はEC関連企業を中心に集めたので、紹介方法は完全デジタルを徹底している企業ばかりでした。
コードの発行、紹介者と紹介された人との紐付けなどを始めとする全ての工程が簡単に、そして全てデジタルに実装されているのが紹介キャンペーンのトレンドであり、今後は「当たり前」になってくると予想します。
株式会社マーケティングデザインでも自社開発の紹介キャンペーン専用システム「クチコプレミアム」を既に120を超えるフィットネスクラブ、塾、ECサイト運営企業様などに導入いただいております。
事例が気になる方は、以下リンクよりご欄ください。
https://www.kuchi-co.com/case/
常に変化するキャンペーンのニーズ、トレンドに柔軟に対応できるように、常日頃から世界の最新情報にアンテナを張りながら、アップデートを続けています。
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