お友達紹介キャンペーン
【解説】アフェリエイト(成果報酬型広告)とお友達紹介キャンペーンの違い
2021-07-19
こんにちは。
マーケティングデザインの田邊です。
本日は「アフェリエイト広告とお友達紹介キャンペーンの違い」を解説いたします。
- ・アフェリエイトと紹介キャンペーンはどう違うの?
こんなお悩みを持つあなたにピッタリな記事となっています。
集客に関する新たなヒント掴んで頂けると幸いです。
アフェリエイト広告とは?
アフェリエイト広告とは「ASP」というアフィリエイトサービス事業者に登録し、広告掲載者の商品サービスの使用経験やノウハウを元に、個人又は企業サイト、SNSに宣伝用URLを配置してもらい、自社製品を露出していく集客方法です。
課金ポイントとしては消費者が宣伝用URL経由で自社ページにランディングし、「無料登録」等を完了した際に、広告掲載者に広告料を支払う仕組みが一般的です。
つまりアフェリエイトを一言で表現すると「サービス認知者の自由発信口コミ」です。
アフェリエイトの代表的な優れた点は以下です。
- ・「成果報酬型広告」という点
- ・新しい顧客層にアプローチできる点
- ・商品サービスレビューと共に、各媒体で掲載が期待できる点
アフェリエイトは成果報酬型広告
前述の通り、アフェリエイトはCVが発生した時点での下記で広告費を発生させることができます。
*クリック課金や固定課金等の選択肢もありますが、本記事では成果報酬型アフェリエイトに関して記述いたします
つまりはリスティング広告のような「クリック課金」と比較して、費用対効果を管理しやすく、リードジェンとしては最適な方法で効率的に集客することができます。
新しい顧客層にアプローチできる
アフェリエイトでは企業や個人が所有しているWEBサイトやSNSに自社製品を露出することができます。
つまりこれまで自社のマーケティング活動だけではアプローチできなかった顧客層までアプローチすることが可能になります。
商材によりけりですが、基本的には「顧客のお悩み解決に繋がる記事」に掲載される可能性が高いです。
商品サービスレビューと共に、各媒体で掲載が期待できる
宣伝用URLが配置される場所は多岐に渡りますが、代表的なものとしては「おすすめ記事」です。
例えば、「英会話スクールおすすめ」と検索すると「英会話スクール〇〇校徹底比較」のようなまとめ記事がヒットします。
記事を覗いてみるといくつかの英会話スクールが比較された内容になっています。
このように上手く設計できると、自社の製品の「第三者目線からのレビュー」と共に、広告掲載を期待できます。
特にユーザーのカスタマージャーニーの中に「比較・検討」という期間がありますので、この時期にユーザーに対しさらなるアピールが可能です。
アフェリエイト広告で注意したい点
一方でアフェリエイト広告はデメリットや注意点もあります。
本記事では「広告をコントロールできない」という点に関して解説いたします。
広告をコントロールできない
アフェリエイト広告では、実際にどこのWEBサイトにどのように自社の広告が掲載されているのかを把握することは難しいです。
また広告掲載者がアフェリエイト広告掲載を始める際、広告掲載者は「ASP」の審査を通過すれさえすれば、広告掲載を開始できます。
つまり参入障壁が比較的低いです。
そのため製品使用経験や知識が全くないにもかからわず宣伝URLを掲載し、広告費を稼ごうとする人も一定数います。
アフェリエイト広告業界ではかなり問題視されており、2023年10月にはステマ規制が開始となりました。
規制に違反した場合、措置命令が出され、広告を依頼した事業者名が公表される仕組みのため、広告を管理・監督する必要が出てきました。
それでもなお、過度な誇張表現で製品アピールをする場合も見受けられ、企業のブランドイメージが傷つく可能性も大いにあります。
このようなリスクはほんの一例ですが、アフェリエイト広告を行う際はしっかりとリスク管理することが重要であり、広告のコントロールが非常に難しいという点をしっかり認識しておく必要があります。
アフェリエイト広告とお友達紹介キャンペーンの違い
さて、上記でアフェリエイト広告について解説いたしましたがいかがだったでしょうか?
よくある質問として「アフェリエイト広告と紹介キャンペーンの違い」が多いので、解説します。
アフェリエイト広告とお友達紹介キャンペーンの違いは、一言で表すと下記です。
- アフェリエイト広告→量的アドバンテージ
- 紹介キャンペーン→質的アドバンテージ
これらを踏まえ、お友達紹介キャンペーンの大きな特徴を解説します。
既存のお客様から紹介が広がるので、情報の信頼度が担保される
お友達紹介キャンペーンの対象は「既存顧客」です。
アフェリエイト広告は、「製品を使用した経験がある人やノウハウがある人」が対象になるのに対し、既存のお客様に「紹介」を起こしてもらうのがお友達紹介キャンペーンです。
紹介キャンペーンはターゲットユーザーが圧倒的に少ないですが、いま実際に使用しているお客様からの紹介ということで、下記の点でアフェリエイト広告よりも優れています。
- ・情報の信頼度が担保される
- ・製品使用経験者からの「生の声」が伝わる
- ・質の高いリード獲得が見込める
「紹介」とはいうまでもありませんが、「実際に商品サービスを使用した人が、いい経験をしたので他人におすすめする」という行動です。
自社製品の「紹介」が起きるようにするためには、顧客満足度の高い商品サービス提供はもちろんのこと、お客様に自社製品を話題にしてもらえるような仕掛け作りまで必要です。
そんな難解な門をくぐり抜けてきた「紹介」は非常に大きなパワーを持ちます。
弊社独自調査では、「商品サービスを紹介された人の約60%が、紹介された商品サービスを購入した」とのデータも出ています。
したがって「紹介」は新規顧客の購買判断に大きな影響を与え、その後も高い購入率が期待できます。
特に企業広告で製品の便益を伝えられるよりも、自分の周りの信頼できる人から「特定製品の便益」を伝えられるほうが、購買検討に深く影響します。皆様もご経験があるのではないでしょうか?
お友達紹介キャンペーンに関しては、下記の記事で詳しく解説しています。
アフェリエイト広告と紹介キャンペーンはどちらから始めるべき?
垂直的拡散を狙うのか、水平的拡散を狙うのかという事業戦略により異なります。
垂直的拡散であれば「紹介キャンペーン」、水平的拡散であれば「アフェリエイト広告」という考えをベースに皆様の事業戦略に合わせて活用してくと良いかと思います。
最後に
いかがだったでしょうか?
テクノロジーが発達した今、集客方法も非常に多岐に渡ります。
集客となると「広告」等の一定の投資が必要な媒体に頼りがちですが、成果報酬型という集客方法もございます。
その代表格が「紹介」や「アフェリエイト広告」です。
本記事からこれらの媒体のヒントを掴み、皆様の集客のお役に立てれば幸いです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。